「夫が会社の健康診断でまさかのメタボ判定・・・」
「夫のイビキや太った体が気になってしまう・・・」
そんなきっかけで「なんとか夫を痩せさせられないか」と考え始める方も多いと思います。
しかし、自分がダイエットをする時ですら難しいのに、他人を痩せさせるというのは本当に難しいですよね。
特に食べるの大好き&運動嫌いな男性の場合、食事を低カロリーにして運動を増やすといった基本的なダイエットには、どんなに説得しても協力してくれないことがほとんどです。
しかし、そんな夫を唯一劇的に痩せさせられたのが、ケトジェニックダイエットでした。
なんとこのダイエット方法はお肉食べ放題&運動無しで恐ろしいほどに痩せることができます。
実際に夫も約半年で15キロも減量することができました。
正直、ケトジェニックダイエットを勧めた私自身が驚くほどの効果でした。
今回はケトジェニックダイエットとは何か、実施する上での注意点・コツ、またこのダイエット方法が向いている人いない人、あったら便利なものについてご紹介したいと思います。
私と同じように食べるの大好き&運動嫌いな夫をもつ主婦の方は是非最後までご確認ください。
ケトジェニックダイエットとは?
ケトジェニックダイエットとは、糖質の摂取量を1日50グラム以下にすることで、体のエネルギー源を「ブドウ糖」から「脂肪」に切り替え、体内に蓄積されていた脂肪を燃焼させることで痩せる、というダイエット方法です。
私たちの体は通常お米や砂糖などの炭水化物に含まれる糖質(ブドウ糖)をエネルギーに活動しています。
しかし、この糖質が体内で不足すると、身体は何とか違うものから活動のエネルギーを得ようと、最終的に体内に蓄積されていた脂肪(中性脂肪)を燃焼し、エネルギー源(ケトン体)に変えるようになります。
ケトン体が血液中で一定値を超えている = 活動のエネルギー源が糖質から脂質になっている状態のことを「ケトーシス」といい、ケトジェニックダイエットとは、このケトーシス状態をできるかぎり維持することで、痩せるダイエット方法になります。
因みにしばらく食事をしていない時や、長時間の運動によっても一時的にこのケトーシス状態になり、体内の脂肪が燃焼されていくことがありますが、ケトジェニックダイエットではそれが常に続いている状況です。
ポイント
・一日の糖質摂取は50グラムまで
・ケトーシス状態を維持することで、体内に蓄積された脂質を燃焼させる
ケトジェニックダイエットの注意点・コツ
このケトジェニックダイエットにおいて一番重要な事は、「糖質をできる限り取らない」ことですが、次に重要なのは、糖質の代わりに新たなエネルギー源となった「脂質をしっかり摂取する」、ということです。
疑問
「でも脂質も取らなければ、もっと体内の脂肪が燃焼されて早く痩せられるんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、それは以下のような危険があります。
十分な脂質を取らないと起こる危険
・体内の脂肪だけでなく、筋肉が分解されて「アミノ酸」としてエネルギー源にされてしまう
・エネルギー不足で体が常に気怠い、頭が回らない状態になる
・食事が楽しくなく、ダイエットが持続できない
夫に継続的にダイエットに協力してもらうためにも、お米やパン、ラーメン、お菓子などが食べられない分、ステーキや、パン粉不使用のハンバーグ、鶏肉のグリル焼きなど、満足感があり、脂質もしっかり取れるメニューを用意することが、このケトジェニックダイエットのコツといえます。
ケトジェニックダイエットが向いている人、向いていない人は?
ケトジェニックダイエットは食事によるダイエットであるため、食事を用意する側の労力が欠かせません。
その上で、現在実施可能かどうか、向き不向きを考える必要があります。
ケトジェニックダイエットに向いている人
<本人>
・お肉があれば別に白米などの炭水化物はなくて良い
・お菓子は糖質0又は0キロカロリーゼリーなどで我慢できる
・会社での食事も管理できる(お弁当持参可能又は自らコンビニなどで栄養表示を見て糖質がほぼ無い食事(茹で卵やハム、チーズ)を選んで買える)
・接待や飲み会などの外食がない(有っても月に1〜2回)
<食事を用意する側>
・毎食料理できる(或いは食事のストックを作る)時間がある
・家族とは別にケトジェニック用の食事を用意する手間をかけられる
・肉の購入が増える食費の増大に耐えられる
厳しいようにも思えますが、上記の内容がなんとかなりそうであれば、ケトジェニックダイエットは特段問題なく進められると思います。
続いて、ケトジェニックダイエットが向いていない、できない人ですが、ほぼ上記の内容の裏返しです。
ケトジェニックダイエットに向いていない人
<本人>
・おかずだけでなく、白米やパンがなければ我慢できない
・ラーメンなどの麺類が大好きで食べずにはいられない
・間食などの買い食い、外食が止められない
・接待や飲み会が多い
<食事を用意する側>
・毎食料理する時間がない
・ケトジェニック用の食事と、他の家族用の食事を別に作れない
・食費がかかるのはN G
食事を用意する側の手間や時間、食費の増大に耐えられるかどうかも重要になってくるのが、このダイエットです。
また、本人は基本的に運動をせずともよく(運動した方が更に痩せはしますが)、食事についてのみ、用意されたものだけを食べるというダイエットですが、出勤時の買い食いや外食が止められない方であれば、このダイエットは確実に失敗します。
ケトジェニックダイエットを始める際に用意した方がいいもの3点
続いて、実際にケトジェニックダイエットを始める時に、あると便利な食品やグッズを3点ご紹介したいと思います。
1.MCTオイル(日清MCTオイルなど)
ケトジェニックダイエットを始めて、体のエネルギー源を糖質から脂質に切り替える際の移行(ケトーシス状態への移行)をスムーズにしてくれるのが、このMCTオイルです。
MCTオイルは通常の油と比べ体内での分解・消化が早く、ケトン体の生成が行われ易いため、これを使用する事で、通常1〜数日掛かるケトーシス状態への移行を早めることができます。
糖質をエネルギー源にした状態から、ケトーシス状態に移る移行期間は、一時的に低血糖状態となるため、頭痛や気怠さなどの症状が現れます。
この状態を長引かせないためにも、MCTオイルを上手く取り入れたいですね。
また、私の場合は、ケトーシス状態への移行後も、ダイエット効果を高めるため、夫の朝食をMCTオイル入りのコーヒーのみにしていました。
空腹の時間をある程度増やすと、体内の脂肪が燃焼されやすくなるのですが、かといってエネルギー不足に陥ると体がフラフラになってしまうので、最低限のエネルギーをM C Tオイルで補給するような形です。
MCTオイルはほぼ無味無臭なので、サラダやスープ、コーヒーなどに混ぜて摂取をします。
尚、体に蓄積されにくいオイルですので、このオイルのせいで太るという事はありましませんが、他の油類と同様、一度に多量摂取するとお腹が緩くなってしまうので、その点は注意してください。
MCTオイルは大きめのスーパーであれば普通に売られていますが、普通の油よりかなり値が張ります。
これからガッツリケトジェニックダイエットを始めたいと考えている場合は、iHerbなどのネット通販で大容量で安いものを探すのもおすすめです。
2.カロリー0の甘味料(パルスイートやラカント等)
料理をする際にも砂糖やみりんなどは当然使えないので、基本的には塩胡椒、マヨネーズ、スパイス類、醤油(糖質含む為使い過ぎに注意)、そしてカロリー0の甘味料などで味付けを行います。
ただ、やはり普通の砂糖類よりも高いため、私はネットで大容量のものを購入していました。
また、甘味料は後味に苦味が残ることも多いのですが、「ラカント」は砂糖とほぼ変わらない風味で後味も苦味なく、おすすめです。
少し黒砂糖のような甘い匂いがします。
料理にはお砂糖と同じように使える粉タイプが使いやすいですが、飲料などに混ぜる場合はシロップタイプがおすすめです。
3.ケトン試験紙(100枚入りで1100円程度)
体がケトーシス状態に入っているかどうか確認するために使用するのが、ケトン試験紙です。
尿をかけるだけで直ぐに結果が分かるのですが、どの程度のケトーシス状態にあるか色の違いで確認できるため、必須というわけではありませんが、あると便利です。
実店舗で売られていることは少ないので、ネット通販で探してみてください。
(尚Amazonや楽天市場では見つけられなかったので、私は下記のYahooショッピングで購入しました。)
夫を本気で痩せさせたいならケトジェニックダイエットがおすすめ!
いかがでしたでしょうか。
食べるの大好き、運動嫌いな夫でも「運動しなくてもいいよ〜、毎日お肉たくさん食べれるよ〜(但し私が用意したもの以外は食べないでね)」といえば、「じゃあやってみようかな?」という気になるのではないでしょうか。
食事を用意する側は確かに手間も食費も増えて大変ですが、将来の健康や「かっこいい夫・パパ」を目指してもらうためにも、本気の方は是非試してみてください。
また、ケトジェニックダイエット中、全くお米やパン、麺類が食べられないというわけではありません。
ダイエットの効率を上げるために、チートデイと言って、2週間〜1ヶ月に1度、炭水化物を食べていい日を設けることもできます。
お酒も種類によっては自由に飲むことができます。
詳しいケトジェニックダイエットの始め方についてもまとめておりますので、下記チェックいただければ嬉しいです。
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